ダンススタジオF・D・S ‟PON-PON“の令子先生の想い①

桑田令子先生は、近鉄八尾駅近くのファミリーロードに拠点となるダンススタジオF・D・S ‟PON-PON“(八尾市本町7‐7‐10 中島ビル1F)をオープンさせ、代表として18年にわたり、子供たちにダンスを教えています。指導だけでなく、生徒たちとの交流を大切にしており、親子間だけでは分からない『子供の想いや悩み』『子供なりのストレス』などを解消するサポートをしています。令子先生の愛称で親しまれている彼女は一体どんな人物か?について今回ピックアップしました。

―ダンス経験について教えてください

ダンスそのものは、小学校1年生のクラシックバレエがスタートです。そこが本流となります。物心ついたときから踊ることは大好きで、盆踊りもやったり、中学生のときは巫女さんで舞もしていました。

高校生のときは、まだアングラ(アンダーグラウンド)で流行していた、ディスコダンス(今でいうストリートダンス)をすでに踊っていました。一度、辞めていたバレエも再開していましたね。なので、年功序列がしっかりしたバレエの良さ、踊って楽しいストリートダンスの良さと、それぞれの魅力を知っています。

大学生までは、バレエ、ストリートダンスをやっていましたが、その後、就職-。OL時代は、世間でエアロビクスが流行っていたので、競技ダンスに魅了されてインストラクターを目指しました。

というように、ジャンルにとらわれず、基本的『踊る』ということが大好きなのです。

―指導者としての経緯を教えてください

フィットネスクラブのインストラクターをやったり、八尾市内にある集会所(曙川東、老原、南木の本、野田)などで指導をしたり、今の拠点となる店舗をオープンさせたりしました。

ダンス教室を持っていますが、今も集会所での指導を続けています。というのも、店舗が遠くて通えない子供たちもいるからです。(この業界は)お店を一件、置けばいいとなるけれど、ここはあくまで拠点であって、子供たちにとっては学校から近い所で学べる場があった方がいいわけです。なので広範囲でレッスンを行っています。

しかし、八尾市内の集会所で活動させていただくには、なかなか大変でした。私自身が元々、大阪市民ということもあったので、簡単に参入できませんでした。活動を続けていくうちに少しずつ紹介していただけるようになって、活動の場が増えたという感じですね。

八尾市内で活動を続けるには、人間関係が大切だと思いました。そこに重きを置いているなと。地域に浸透するためには、まず自分自身が地域に浸透しないといけない―。(そして)今では、八尾市民よりも八尾市のことが詳しくなっています!

―ダンスへの考え方

ダンスが中心というより、背景となる『人とのつながり』を大切にしています。チームを組んでやるので、自分のことだけ考えればいいわけではありません。

踊りを挟むことで、普通の家族間とは違う関係性が生まれます。例えば、生徒同士が兄弟のような仲になったり、私と子供たちの関係が親という大人以外の『もう1人の大人』としてのつながりになります。

(もう1人の大人が必要な理由は)意外と親は子の気持ちを理解していなかったりするからです。よくあるのが生徒は、本当はダンスを辞めたくないにも関わらず「先生、ダンス好きなのにやめないといけない」と、涙ぐんで私に寄ってくることがあります。(親の事情で辞めるわけですが)私はあくまで指導する立場なので、それを止めることができません。特に小さい子は『大人がどうにかしてくれる』と信じています。だから大人の言うことを聞くしかないわけです。退所するときは退所するしかなく、親は子供が『辞めたくない』という本当の気持ちを分かっていないのです。

子供たちのことを知るには、情報を集めないといけません。そのためには人とのつながり、つまりはアナログ的な考え方が必要だと思っています。私は子供たちの家族間のこと、私生活のことなど、ダンスとは無関係のこともよく聞きます。親が気付いていないこと、親に言えないことはたくさんあり、そこを聞いてあげます。子供たちにもはけ口や愚痴を言う場所が必要なのです。そうすることで精神的に落ち着くことだって、たくさんあるのですよ。

(こうした指導を続けていくことで子供たちが)いかに人とのつながりが大切かを、この教室で知ってもらい、大人になったときに理解してくれるとうれしいですね。

ダンススタジオF・D・S ‟PON-PON“のHP

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スポーツ記者・前原一樹

スポーツ記者・前原一樹

経歴=2019年9月までスポーツ報知でボートレース記者をしていました。
六道プロジェクト アクリル運動部 アクリル購買部 共栄化学工業 アクリル運動部スポーツクラブ