パワフルで明るい、桑田令子先生は近鉄八尾駅付近にあるファミリーロードで、ダンススタジオF・D・S ‟PON-PON“(八尾市本町7‐7‐10中島ビル1F)を運営しています。そこでおよそ18年、多くの子供たちにダンスを通じて、『人と人とのつながり』の大切さを教えています。そんな令子先生のインタビューをお送りします。
―日本こどもフィットネス協会公認コースディレクターとは何ですか?
この資格は『子供たちの心と体を養う』指導が基本となっています。子供たちと接する、何かを教えるためには必要と思い、取得しました。当教室に来ている子供たちは、ここで人とのかかわりやコミュニケーションを学び巣立つわけです。つまりは原点の一つとなるため、意義として大きいと思っています。ただ、ダンスを教える場所にはしたくないと考えてこういう資格も持っています。
―子供がフィットネスをする場、という考え方だそうですね。
(ダンスはダンスですが)ダンスと意識すると、生徒たちが競い合って仲が悪くなる可能性があります。でもフィットネスとしてやれば、仲がいいというのが分かりました。お互いが寄り添い合い、互いに無いものを求めあうようになり、活性化するのだと。
―前回の記事でも言っていましたが、コミュニケーションの大切さを強調されていましたね。
(さまざまな対人関係がありますが)親子のコミュニケーションは大切です。子供にとって親というのは、『鬱陶しい(うっとうしい)』『うるさい』存在になりえます。そうではなく、『子供を素直に応援できる』親子関係になることが大事です。応援を言える仲になってほしいと思いますし、そういう会話は大事だと考えています。
(子供の教育で勉強が優先される部分もありますが)勉強は最低レベルのものは必要だと思いますが、特にたいしたことはないと思っています。それよりも人と話せない子になることを怖がるべきです。会話が不得意な子には、何かしらの原因があるはずです。
(私も経験がありますが)自身の子供の学校であった三者面談などで先生に「桑田君は友達は多いけど、勉強はそこそこだね」って言われたときは「先生!それは良かったです。勉強は大人になってからもできるし補えますが、人間関係は今からたくさんつくっておいた方が大人になったとき、コミュニケーションのとれる子になるので」と、返答しましたね。
大人は自分が普通だと思っているので、子供の悩んでいることは意外と分かりません。なので、私は一歩離れた大人として生徒たちと接してあげたいと思っています。人から学ぶことは大切ですし、(コミュニケーションを)学習すると人の話を聞くし返答するし、会話を怖がらないようになります。(そうした学びは大切で)自分の人生を大きく左右します。大人になってからもそうなので、子供のうちから学んでおくべきです。
―最後にコロナ禍で感じたことは?
コロナ禍は、子供にとっても本当に怖いと思います。この影響で子供たちがどういう大人になっていくか注視した方がいいでしょう。
考え方をデジタルにするのではなく(リアルで人間関係を大切にするなど)アナログな考え方を子供たちに浸透させた方がいいと思います。だから『コミュニケーションが大事』なのです。子供たちの未来を考えてあげないといけません。なぜなら自分たちにもつながることなのですから。
終わりに
桑田令子先生の話し方は豪快で、内容もいつも熱いです。しかしそんな印象でありながらも、子供への想いや配慮、考え方はとてもあたたかく柔らかいものです。
いかに子供たちにとって、通って楽しい場として提供できるか?を考えているのが分かります。
ぜひ、本記事を読んでダンススタジオF・D・S ‟PON-PON“が気になった方は、下記リンクへアクセスしてみてくださいね。
ジョニー新聞
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