稲垣 圭悟
先日
撮りためていたビデオの中で
僕の好きなNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」
この日は２月２６日に放送された番組で
日本にコンシェルジュという仕事を築き上げたパイオニア
グランドハイアット東京の阿部佳さんの回でした。
フランス語で「門番」を意味するコンシェルジュ
日本ではまだ馴染みの薄い職業だけど
ヨーロッパではコンシェルジュが「ホテルの質を決める」とまで言われているそうです。
うちはアクリルの加工屋ですけど
通常、営業と言えばお客さまと打ち合わせをしに訪問したり
現地で打ち合わせをしますが
エリアを限定しないでインターネットを介して北海道から沖縄までが営業範囲なので
実際ほとんどお客さまと顔すら合わすことがないのが実情です。
インターネットと言っても
うちがやっていおるのはワンオフの製品を受注生産して
お客さまに届ける
そういうことをやっているので
すべてが違う物件と言ってもいいです
インターネットでネットショップを設けて商品を販売するのとは
まったく違いますねん
あるいは
コンシェルジュのことを
阿部さんが
「攻撃的なサービスをして本物」と言っていたのが印象的
コンシェルジュは守りに入ると
お客さまと対峙し
通り一遍の情報を発信することしかしなくなる
表面上はそつなくこなせているようだけど
ほんとにお客さまが望んでいることは
ほんとに聞きたいことは
実は別にあるんですよね
そこを
「攻撃的なサービス」と称して
お客さまと対峙するのではなく
お客さまと同じ方向を向く
一緒に探す
シンガポールからのお客さまの話
この方はラーメンを食べたい
「一風堂」はどこにありますかと聞いてきた
成長著しい別のコンシェルジュは
そつなく近くにある「一風堂」の場所を教えました
地図までつけて
ところが
このシンガポールからのお客さま
一行に動く気配がない
それに気づいた阿部さんは
探しているものは別にあると踏んだ
案の定
シンガポールにはすでに「一風堂」があって
それで
日本のラーメンは美味しい
日本に行ったらラーメンを食べたい
しかもほかのお店のラーメンを！
ですよねーーーー
他のラーメン屋さんのラーメンを食べたかったんです
すげーな
最初の対応は間違いではない
でも
本当の希望は引き出せなかった
超一流のコンシェルジュはすげー
うちはアクリルの加工屋ですけど
ネットショップで販売しているわけではない
電話口で
メールで
Ｆａｘで
日々対応しています
「２時間見積り」というのも
お客さまが早く値段を知りたいと思っているからです
実はそこから先が一番大事なところのひとつ
できるだけ短時間で
お話を聞いて
何を望んではるか
目的はなんなのか
何に使うか
それによって
お客さまの図面通りでいいのか
もっと強度が必要じゃないのか
こうすればもっとコストを下げれるのではないのか
そこが
うちが目指すところ
時間をかけていいのなら
誰でもできますよね
時間にのみコミットして
うちがどう対応できるか
どのように提案できるか
を探るわけです
ある意味、製造業のコンシェルジュ!
そりゃー
本心は
おんなじものを大量に
しかも毎月
やりたいですよ
うちは
技術も
設備も
人も
お金も
知識も
情報も
全くなかったんですよねー(笑)
だから
世の中に必要とされたいと思って
必要とされることをやっている
問合せをなんとか形にしたい
お客さまのためではなく
お金がもらえるからです
生活ができるからです
だから
ここにたどり着いたのかもしれません
もっともっと
極めていきたいですね
製造業のコンシェルジュ
攻撃的なサービスをもって
と
いつになく
熱く語ってしまいました
ホテル業界は
２０２０年のオリンピックの「おもてなし」にもあるように
コンシェルジュの拡充に乗り出すようです。
大成功をおさめるための
これも
大事なキーワードですよね
だって
日本のサービスが世界に知れ渡るチャンスです
観光業界に大きなチャンス
僕らアクリル業界はどーなんでしょ！
僕らは
みんなで世の中に必要とされるように
やっていくーーーのです
若手も
おっちゃんも
パートさんも
みんなでねー
ではではーーー
ほかに何かアクリルに関してこんなこと聞いてみたいという方
Ｆａｘ、メールは２４時間受け付けております！
お電話の場合は平日か土曜日の朝９時から夕方５時までです。
土曜日は早めに片づける場合がありますので、お電話はお早めにー
お問合せはこちらから～
稲垣 圭悟
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