トップの写真は伴です!
いやいや
伴が手にしているのがクリアルーチェを使ったアクリルの「無気泡接着」の板です
無気泡接着ってなんでしょうね
聞いたことないでしょ
正式な名称ではないのですが、プロの間ではそう言ってますので・・・
「泡ゼロ」とかも言います
アクリルの接着については前にも話しましたが、
おおむね
溶剤接着
重合接着
この二つですね、
復習の意味も込めてお話すると
アクリルの接着は基本的に有機溶剤という液を使ってやります。
化学反応を起こして溶かし、溶け合ったアクリル板がくっつくというものです。
溶け合うことによる接着なので「溶剤接着」と言います。
重合接着は水族館の馬鹿でかい水槽を作る時に用いる手法です。
アクリルとアクリルの間にすきまをつくり、そこに重合液を流し込み
同化させます。
重ねあわせる、すなわち「重合接着」です。
溶剤接着はすぐに形になりますが、重合接着は1日以上固まるまで待ちます。
重合接着は圧力のかかるものなどには最適ですね
復讐はここまで
では
アクリルの無気泡接着とはなんぞや!
たいがい気泡は入るのが常識なのに!
一般的にアクリルの接着はアクリルどうしを化学反応させて接着します。
接着には技術が必要ですが、接着するときに気泡が入ります。
雨の日が続いたときや、そもそも下準備が不十分なとき、技術
理由はさまざまです。
2ミリや2ミリならだいたい気泡もなく接着できますが、
5ミリ以上となると気泡が入る確率が高くなってきます。
面と面を合わせるときなどはさらに気泡が入るので
欲しいサイズより大きめのサイズの接着をし
あとはいいところを取って仕上げるというやり方もめずらしくありません。
そこで今回ご紹介するのは「クリアルーチェ」という紫外線硬化剤を使った接着です。
これはアクリルを化学反応させない
接着というよりは
アクリルとアクリルの間にクリアルーチェを流し込み
紫外線で硬化させると言った方がわかりやすい
そうなんです
紫外線で固めるんです。
この方法で作ると見事に気泡が入らずくっつけることができます。
時間もかかりますが
クリアルーチェはかなり高価なので手に入らないかもしれませんが、
こういう手法を使うと非常に高い確率で気泡の無いきれいな接着をすることが出来ます。
でも加工賃が高いので
いわゆるアクリル業界の
「必殺技」みたいなもんです(笑)
ではでは
ほかに何かアクリルに関してこんなこと聞いてみたいという方
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稲垣 圭悟
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