アクリルの封入注型!
ほとんど聞くことがない言葉ですよね
僕もこの手法を語るのには実際にやっていないので
知識が少ないです
でも
アクリルの伝統的な製造方法なので少しご紹介します
写真はアクリルの樹脂の中に
ドライフラワーを封入したものです
封入注型は
封入・・・閉じ込める
注型・・・型に注ぎ込む
を組み合わせたもの
用意するものは
・注ぎ込む型
・封入するもの
・そして原料
封入するものは
この場合ドライフラワー
これを型にセット、原料にうまく溶け込む接着剤で
場所決めをします
そこに溶かした原料を注ぎ込みます
そのあと窯に放り込み圧力をかけながら固めていきます
なんで圧力をかけるって?
そのままでも固まるけど
気泡が入るので窯で圧力をかけます
次に
窯から出てきた状態は
まだこのようなきれいな状態ではなく
どっちかというと表面は凸凹です
これを削ったり、カットして形を整えていきます
そうしてこの形状が出来上がります!
最後の仕上げはバフ磨き
で
写真のような仕上がり!
もうひとつの封入注型をご紹介しておきますね!
このワンちゃんの写真を封入したもの
これはものではなくて
写真です
以前は写真そのものを封入していたのですが
最近はネガではなく
デジカメやスマホのデータなので
劣化が激しいようです
そこで最近は
まずアクリル板にインクジェット印刷をします
このフォトスタンドもこのやり方
写真ではなくプリントでやりました!
プリントでやると
きれいに出来るだけでなく劣化も少ないとのこと
アクリル板にプリントしたものを
そのまま先ほどの手法で封入していきます
この場合
封入するものは
アクリル板にプリントした板となります
いかがでしたか
封入注型の世界はおもしろいでしょ!
ただし
なんでも封入はできません
主なNGは
・圧力がかかるので中が空洞なもの・・・固いものでもぐしゃっとなります
・水分を含んでいるもの・・・生花などは水分が蒸発するので気泡が発生するんです
結構あるんですが
主にこれは難しいですね
あんまり深いお話しするとボロが出てしまうので
封入注型のお話はここまででーす
最後に
年々この製造をやれる加工屋さんが少なくなってきているのが現状です
伝統芸なので引き継いで行ってほしいものです
すっごくいいのにねーーー
ちょっと高いですけどーーー
では
今回はこのへんで
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・・
ほかに何かアクリルに関してこんなこと聞いてみたいという方
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稲垣 圭悟
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